あまちゃんデータブック 第2版での追記箇所について(東京編・復興編)

あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」は2014年3月13日に下記の通り追加改訂した第2版を出版しました。2014年3月12日以前にご購入頂いた方で「全部読み返すのは追記した部分だけまとめて読みたい」という方はこちらの記事をご確認下さい。

なお、検索ページからいらした方へ。こちらはKindle電子書籍「あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」の本文のごくごく一部になっております。詳しくは商品ページをご確認下さい。KindleのほかiPhoneiPad、各種Android端末でも読むことができます。またここで登場するドラマ内でのセリフは「書き起こし」や「まるごと引用」ではなく、内容がわかる範囲に要約したものを使っておりますので、正確な表記については映像やシナリオをご確認下さい。

 

小ネタ&用語解説

■第73回

幻のGMTメンバーの行方

真奈の「47人はちょっと無理ばいね」というセリフの後、シナリオでは「島根の子は学業に専念するって辞めてったし、富山の子はデキ婚でデビュー前に引退しちゃった」というしおりのセリフがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第76回

「テレビ欄とか携帯とかドライヤーとか、女子会! ふざけんなよ」

【既存項目に加筆】GMTのミーティングでしおりが怒りながら口にする言葉。シナリオ上にはこの台詞はなく、前後のシーンに関連する要素がないため、しおりのアドリブなのか演出的な指示で付けられたものなのか、詳細は不明。

 

■第78回

幻の小ネタ

無頼鮨で鮨を食べている場面で、シナリオにはあるがオンエアではカットされた小ネタがある。アキが「じぇじぇじぇ、じぇじぇ、じぇじぇえ!」と言うと、しおりが「何今の、火サス?」と言って、火サスのジングルのメロディで「♪じぇじぇじぇっ、じぇじぇっ、じぇーじぇ!」と言い、一同が爆笑するという内容である。「火サス」とは「火曜サスペンス劇場」のことで、日本テレビで1981〜2005年に放送されていた2時間ドラマの枠である。

 

■第81回

幻の小ネタ

喫茶リアスで人々が足立よしえのうわさ話をする場面で、弥生やかつ枝らがよしえをざっくり批判するコミカルなやりとりがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

その後、弥生が今野につかみかかる場面でかつ枝が「顔はやめれ、ボディさ狙え」というセリフもあるが、これはドラマ「3年B組金八先生」での「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディ」という三原じゅん子の有名なセリフから来ている。

 

ユイのヤンキー姿について

ヤンキー姿で登場するユイについて、シナリオのト書きには「脱色した金髪をゴムで留め、眉毛も脱色して金色、どぎつい色の口紅を塗り、禁煙パイポをくわえ、バイク雑誌を抱えている(可能な範囲で)」と書かれている。オンエアされたユイの姿よりどぎついものが指定されていたが、「可能な範囲」という但し書きがちょっとおかしい。ちなみに翌82回で吉田が泣き出す場面で、「まゆげ、無かった。山んば、すっぴんの山んば…」というセリフもシナリオにはあるが、これもオンエアではカットされている。

 

■第82回

たいらのきよつね【平清常】[あ]

【既存項目に追記】鈴鹿ひろ美の『静御前』で、静御前の子をとりあげて由比ヶ浜に捨てようとする男はオープニングタイトルで「平清常」とクレジットされているが、これは史実に基づくなら「安達(足立)清常」のことかと思われる。ドラマ本編中では「清常」とだけ呼ばれていて、2013年12月30日に放送された総集編『暦の上ではディセンバー・これで見おさめ!じぇじぇじぇ!“あまちゃん祭り”』では、単に「清常」とだけクレジットされているので、第82回オンエア時の「平清常」はクレジットの記載ミスだと思われる。

 

鈴鹿ひろ美についての設定

オンエアではカットされているが、シナリオ上では「鈴鹿ひろ美の五角形評価」があり、「性格」「知性」「母性」「酒癖」「演技」の5項目があり、「演技」だけが突出していて他は1点、という内容であった。また「鈴鹿は夜7時までしか働かない(きれいな状態を保つため)」といった内容の説明もあり、このためアキがGMTのレッスンと付き人を並行して活動できたことになっている。

 

■第84回

小野寺ちゃんの設定

GMTメンバーが地元の衣裳を来て奈落に並んでいる場面で、小野寺が「けん玉検定2級」であることをアピールするセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第85回

劇場裏の銭湯

東京EDOシアターの裏手のラーメン屋台でGMTメンバーがラーメンを食べようとするシーンで、画面奥に銭湯があるが、この銭湯は北三陸市にある天野家のセットの使い回しである。(2013年12月12日毎日新聞東京夕刊「NHK連続テレビ小説:「あまちゃん」制作者が公開セミナー 出演者の印象、セットの使い回しなど裏話語る」の記事より。リンク先閲覧には無料会員登録が必要)

 

■第86回

むつごろうのかばやき【ムツゴロウの蒲焼】[実]

【既存項目に追加】シナリオ上で、真奈はムツゴロウの蒲焼きを見て「なんですかこれ」と聞き、「食べたことなか(食べたことがない)」と言うセリフがあるが、オンエア上ではカットされている。

 

シナリオにないセリフ

出待ちの男たちにGMTが郷土料理をふるまう場面で、「油で揚げてないものないですか」「沖縄名物サーターアンダギーがあるよ」まではシナリオ上に書かれたセリフだが、その次の「(出待ち)油じゃん……」「(しおり)喜屋武ちゃん、しまって!」のふたつのセリフはシナリオにない。現場での演出指示かと思われる。

 

アキ推しの少年の名前

握手会で「アキちゃん推しで行くことにしました」と言った少年は、その後「たもつって言います、中2です」と自己紹介するセリフがシナリオ上にはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第87回

カットされた場面

アキが水口の前で「島田さん、先週引っ越しましたよ」を繰り返し練習するシーンの後に、シナリオ上ではもうひとつこんな場面がある。東京EDOシアターの廊下で、トイレから出たり入ったりしながら「島田さん、先週引っ越しましたよ」のセリフを繰り返していると、チーフマネージャーの河島から「…女子トイレでやってくんない?」と言われるエピソードだ(男子トイレで練習していたらしい)。ここはオンエアではカットされている。

 

■第89回

まめりんのGMT入り宣言

奈落に太巻がやってきてアキやGMTに厳しい言葉を言う場面で、シナリオ上では後から有馬めぐも登場している。太巻が河島に「(アユミがやめたので)有馬めぐは30位に繰り上げで」「年越しライブには出してやんないと」というと、有馬が登場して「同情しないで下さい」「奈落からやらせて下さい」「地元、滋賀なんで、琵琶湖押しで行きます」と、自らGMTに入る意思を見せている。このエピソードはオンエアではカットされている。

 

■第90回

カットされた小ネタ

アキが海女カフェを訪れると、海女たちが驚きながらも喜んで出迎えてくれる場面で、弥生が「とんだストライプだ」と言い、花巻に「サプライズでねえが?」と突っ込まれるセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第91回

「ダサいくらい何だよ、我慢しろよ」

このドラマ中屈指の名台詞「ダサいくらい何だよ、我慢しろよ」の後、シナリオには「昨日今日じゃねえべ、去年も一昨年もオラ達ぁダサかったべ!」というアキのセリフがある。書籍版のシナリオではチーフプロデューサーの訓覇圭が前書きでもこのセリフを引用しているが、オンエアではカットされている。この回ではアキとユイのやりとりの中で他にもいくつかカットされているセリフがあるので、ぜひシナリオ版でご確認いただきたい。

 

■第92回

カットされた場面

純喫茶アイドルで、太巻が春子に「もう聖子ちゃんもそんな髪型してないよ」と言う場面の数日後、髪を切った春子のプロフィール写真を太巻が撮影するエピソードがある。太巻が春子のデモテープを聞いて「すごく良かった」「自信持っていいよ」「僕にもうちょっと信用と実績があればレコード会社に売り込めるんだけど」と言いながらシャッターを切り、春子もそのセリフを聞いて喜ぶ場面があるが、ここはオンエアではカットされている。

 

■第93回

カットされた場面

「閉店後の海女カフェで、一日の売上がいつもより多いことに海女たちが驚いてアキのおかげだと喜ぶ場面」や、「奈落でレッスンに励むGMTメンバーの中、水口が席をはずした途端踊るのをやめてしまう有馬と、それに対して何も言えないしおりたち」などのエピソードがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第94回

カットされたセリフ

春子が水口にユイについて話している場面で「(春子)ピンと来てないでしょう」「(水口)時間がかかるんです! 帰りの新幹線で…郡山あたりでピンと来ると思います」というセリフがシナリオにあるが、オンエアではカットされている。書籍版のシナリオではチーフプロデューサーの訓覇圭が前書きでもこの水口のセリフを引用して、このセリフが大好きだったが尺の関係から断腸の思いでカットした、と書いている。

他にも、弥生がアキを見送る場面でとんでもなくダサい服を渡したり、勉さんが水口に渡せと言ってアキに琥珀の塊を渡したりするところがカットされている。過去の純喫茶アイドルの回想シーンでは、セイントフォーの「不思議Tokyoシンデレラ」をTVで見ながら甲斐と太巻が感想を言い、春子にメガネをかけさせてみるというエピソードもあるが、これもカットである。

 

■第95回

カットされたセリフ

無頼鮨でアキと鈴鹿が鮨を食べる場面で、「ウニとか中トロとか高いのばっかり食べるわね」「コストパフォーマンスの高い付き人だわ」と鈴鹿がボヤいたり、アキが「カッパなんか寿司じゃねえべ」と言って梅頭が「……」と沈黙したり、鈴鹿がアキに「付き人以外にも劇団に入ったりお笑いやったり思い切って脱いだり、他の選択肢もある」といった内容を話すなど、ここでもいくつかのセリフがカットされている。

 

■第96回

カットされたセリフ

春子のナレーション「後で分かったことですが、彼はその3年間、私のことを真剣に売り込んでくれていたようです」の後、シナリオには「でも、直接会うとバツが悪いのか、いい加減な業界人を装っていました」という春子のナレーションと、「バンドやってみる?」というセリフに続けて、太巻の「春ちゃんもナオンの野音出てみる?」「あるいは自伝? 貧乏話的な」などのセリフがある。

なお、「ナオンの野音」とは1987年から1991年にかけて日比谷野外音楽堂で開催されたロック・フェス。出演者のみならず制作スタッフまでが女性限定であった。寺田恵子率いるSHOW-YAが中心となり、プリンセス・プリンセスレベッカNOKKOBARBEE BOYSの杏子、FAIRCHILDのYOU、アンルイスなど、多数の女性ミュージシャンが出演した。1991年で一度は終了した企画だったが、その後2008年、2013年にも開催された。

 

■第97回

『転校生はつらいよ』さんのリクエスト

【既存項目に追加】なお、シナリオでは「…さんのリクエストで」としか書かれていない。この「転校生はつらいよ」は脚本にはなく、宮藤官九郎の書いたネタでは無さそうである。

 

「パパとママがくっつかねえと、おらこの世さ生まれてこねえべ」

【既存項目を修正】なお、オンエアではカットされているが、シナリオにはこの後に「大丈夫だ、くっつくから。バックトゥザフューチャーじゃないから、ただの思い出話だ」と続いている。

 

カットされたセリフ

正宗が春子に「ファン第一号なんです」「リクエスト葉書送りましたよ」とまくしたてる場面で、「公開収録にも行きましたよ。なんだっけ、あのねのねの番組。豊島公会堂」というセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。「あのねのね」は1970年〜80年代に活躍した、清水國明原田伸郎によるフォークデュオ。あのねのねが司会を務めた歌番組にはテレビ東京系列の「ヤンヤン歌うスタジオ」(番組は1977〜1987年、あのねのねが司会を務めたのは1986年10月まで)があるが、収録会場が豊島公会堂であったかどうかは不明。

 

■第98回

梅頭の過去(?)

無頼鮨で鈴鹿がアキと話をする場面で、梅頭のことを「痴漢で捕まったことがある」「元高校球児でホエールズのプロテストに受かった」「怪我に泣いてその後は転落人生」「怪しい水売ったりカラオケボックス始めたり」「テレクラで知り合った女に多額の保険金かけられて」などと話すものの、その話が聞き取れない梅頭は渋く笑って頷いている……というエピソードがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。ちなみに梅頭演じるピエール瀧は実際に元高校球児であった。

 

■第101回

カットされたセリフ

太巻が水口とアキに過去を打ち明ける場面で、ガラス越しに見守るGMTメンバーたちと河島の会話がいくつかカットされている。「(真奈)認知ばせんで養育費だけ払いよるとたい、そがん女が土地土地におるやろ」など。また太巻が絶対音感の水口を鈴鹿のテープで苦しめる場面では真奈が「エクソシストやなかと?」といい、喜屋武が「霊媒師よぶ? うちのおばあ、ユタさ!」というセリフがシナリオにはある。ちなみに「エクソシスト」はカトリック教会における悪魔祓いの祈祷師を指し、1973年のホラー映画「エクソシスト」で有名となった。また「ユタ」は沖縄や奄美諸島における霊媒師(シャーマン)で、亡くなった人などを憑依させその言葉を伝えるという、青森のイタコと似た存在である。

 

■第103回

【既存項目に追記】なおこの15分長回し撮影については、第72回でも触れたように2008年の朝ドラ「ちりとてちん」でも前例がある。

 

■第104回

1984年のヒット曲

杏里「悲しみが止まらない」のカラオケが出てくる場面で、「ちなみに84年はこんな曲が流行っていました」と、他に安田成美「風の谷のナウシカ」と吉幾三「俺ら東京さ行くだ」が紹介される場面がシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。第1回の放送では84年のヒット曲として松田聖子時間の国のアリス」、チェッカーズ涙のリクエスト」、吉幾三「俺ら東京さ行くだ」が紹介される場面があるため、重複を避けるためにカットしたのかもしれない。

 

■第106回

「間違っても土下座なんかしないでよ」

【既存項目に追加】シナリオ上では春子のセリフで「でたよ、同情買ってCD売るパターン」の後に、「アメ女がデビューする時もやった」「最後は新橋の駅前かなんかで土下座した子もいた」といった内容のセリフがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第108回

水口の過去

水口が「退屈なヒストリー」を語っている場面で、「バンドは解散したが俺以外のメンバーですぐに再結成」「6年付き合った彼女にも振られて人間不信」といったセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

ブロマイド

映画スターやアイドルなどの肖像を印刷した写真のこと。今で言う「生写真」とほぼ同義。シナリオ上では正宗が「昔のアイドルはみんなブロマイドっていう写真を撮ってな、その売上を競い合っていたんだよ」と説明している。

 

■第109回

第109回のラストシーン

この回のシナリオは鈴鹿とアキが握手して、鈴鹿が立ち去るところで終わっている。その後、河島&小野寺と水口&アキが顔をあわせてしまい「あ……」と言う演技は、演出家の指示と思われる。

 

■第117回

安部ちゃんのまめぶカフェ構想

大吉と夏が北三陸に帰る日、大吉が安部に「一緒に帰るが」と誘うが、安部が「もうちょっと頑張る」と言ってそれを断るエピソードがシナリオにはある。「せめてアンベーズの一号店くらいは構えねえど」と、まめぶカフェの店名も決めていたようだが、この場面はオンエアではカットされている。

 

■第118回

カットされたセリフ

かつ枝が「メガネ会計ババァって呼んでみろ」と言い、弥生が「アンジェリーナ・ジョリーって呼んでみろ」という場面で、この後に今野が「オラのごどリリー・フランキーって呼んでみろ」というセリフがシナリオ上にあるが、オンエアではカットされている。

 

■第126回

カットされたセリフ

退院して天野家に戻ってきた夏が介護用ベッドを見つける場面で、弥生が「ば、ば、バーバレラ」と言い花巻に「バリアフリーだ」と突っ込まれるセリフがあるが、オンエアではカットされている。

なお「バーバレラ」は1962年にジャン=クロード・フォレが発表したフランスのSFコミックで、1968年にイタリア・フランスで映画化、2004年にウィーンでミュージカル化されている。

脚本の宮藤官九郎は1997年、渋谷ON AIR WESTにてグループ魂のライブを行う際に「グループ魂のバーバレラ」と題したショーを行っている。これはそれまでコントグループとして活動していたグループ魂が、初めてライブハウスでバンド形式の公演を行ったという、ある種ターニングポイント的な作品であった。

 

カットされたシーン

シナリオ上、無頼鮨で反省会をしている場面がほぼまるごとカットされている。鈴鹿がアキのセリフを録音したテープを方言指導の先生に聞かせたところ、東北弁がまるでデタラメだったと指摘する場面である。「(種市)今はもう慣れたけど最初は虫酸が走った」「(水口)違和感を感じていたのは自分だけじゃなかった」「(梅頭)最初は沖縄の方言かと思った」といった内容のセリフがあり、鈴鹿に直すように言われるエピソードだ。

 

■第127回

鈴鹿スペシャ

【既存項目に追記】本当はちょっと美味しくなるようにレシピがあったらしいが、鈴鹿役の薬師丸ひろ子がガンガン材料を追加するので結局まずくなった、とのこと。(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)

 

■第128回

ファーストキスの演出

アキのファーストキスはサラリと(演出)してますね、と問われた吉田ディレクターは「アッサリしてるとは自分でも思った」「生々しく見せるのはあんまり趣味じゃなかった」「もっと見たかったのだとしたら、すいません(笑)」などと回答している。(さらに詳細はNHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会参照)

なお、シナリオ上ではふたりのキスは「暖簾で隠れて顔は見えない」と書かれている。またふたりがキスするシーンの直前、無頼鮨店内にいる水口がアキの様子を気にして裏口に見に行こうとすると、梅頭が「だめだよ行っちゃ、座ってな」と制止してにぎり寿司を水口にサービスする場面があるが、オンエアではカットされている。

 

■第133回

震災を表現するジオラマの演出

この回のシナリオでは「制作中だったジオラマが破壊され、実際に受けた地震の被害を物語る」など、観光協会のジオラマが映る場面が指定されている。ニュース映像などで直接的に表現するのではなく、ジオラマを使って震災の被害を表現した演出はオンエア当時に「素晴らしい演出だ」と評判になった。NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会でこの演出について詳細が語られているが、ジオラマが観光協会にあるのは初期からの宮藤のアイデアであり、震災の演出のために用意したものではなかったとのこと。

 

■第135回

カットされたセリフ

無頼鮨の裏口ゴミ捨て場での水口と種市が会話するシーンでは、いくつかのセリフがカットされている。梅頭が騒ぎを聞きつけて顔を見せたり、水口が恋愛御法度解禁といって種市と握手をしたりといった様子がシナリオ上にはある。また中には「どうしたんだい、へいへい、ベイビー」などと水口が言うセリフもあるが、これは1980年に発売されたRCサクセション「雨上がりの夜空に」の歌詞である。

 

■第136回

「…私の心は揺れている」

鈴鹿が「静御前」の台本で震災を連想させるのではないかと気にする「…私の心は揺れている」という台詞だが、同じ歌詞が桜田淳子「ゆれてる私」(1975年11月25日発売)にもある。桜田淳子は1970年代に活躍したトップアイドルであり、80年代には女優として活躍したのち、1992年に統一教会合同結婚式に参加して話題となった。

 

カットされた水口の本音

アキが春子や正宗と純喫茶アイドルで話し合い、北三陸に帰ることを決める場面で、シナリオ上では水口が「俺は納得いかない!」「俺のGMTはこんなもんじゃないもん!」「GMTプロジェクトは俺ん中で中止じゃなくて延期だから」などと言うセリフがあるが、オンエアではカットされて「…おつかれ」の一言になっている。

 

カットされたセリフ

アキが太巻と河島に挨拶のところへ挨拶に来た場面では、アキがGMTのことをふたりに頼み、太巻がアキに「いじわるしちゃってごめんな、天野」と謝るセリフがあるが、オンエアではこれらのセリフはカットされ、アキと太巻の力強い握手に変わっている。

また無頼鮨でアキとGMT、アユミが話している場面もシナリオにあり、その中でアユミの息子の名前は「鳴門海峡の鳴るに人で、鳴人(なると)です」というセリフもあるのだが、オンエアではカットされている。

 

■第137回

ウニはどこから飛んできた?

【既存項目に追記】なお、制作スタッフにも寄せられた質問で一番多かったのがこの「ウニをぶつけたのは誰か」というものだったが、井上ディレクターは「助監督の村山君です(笑)」と回答している。(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)

 

■第140回

カットされたシーン、セリフ

第140回ではシナリオにある多くのセリフがカットされている。カットされた内容は次のようなものだ。

・海女カフェのかわりにプレハブが立てられたこと、そのプレハブ内での海女たちの会話。

・ミサンガを腕に巻かれて願い事を聞かれたヒロシが「好きな人と結ばれる…的な?」と答える場面。

・春子のナレーションの「腹黒い海女クラブのババア」というセリフに「誰がババァだ」と反応する弥生。

・種市とアキが電話で会話をしているがふたりとも自分から切ることができず「せーので切るべ」などと話していると夏が切ってしまう場面(この後の夏の「電話代もったいねえべ」のセリフだけがオンエアされている)。

・プレハブで磯野と長内夫妻がミサンガを編んでる場面で、かつ枝がミサンガを1メートル以上編んでしまい、花巻に「ガンダムの手首さ巻ぐのが?」と突っ込まれる場面。

 

■第145回

GHQが来てます!

【既存項目に追加】なおシナリオ上では吉田が「GHQ…なんがしっくり来ねえな、G、G、GNP?」とさらにボケるセリフがあるが、オンエアではカットされている。GNPは国民総生産(Gross National Product)の略で、国の経済規模を表す数値のひとつ。

 

■第146回

カットされたセリフ

GMTのメンバーが種市に「アキとどうなの」「ちゅーしたとやろ?」と冷やかす場面で、シナリオ上には「ああ、そっちは特に進んでねえ」と種市が答えるセリフがある。「(真奈)何しよっとね! もう、あんたくさ」「(しおり)恋愛御法度村の人間からすると、殺意すら覚えるわ」などのセリフもあるが、オンエアではカットされている。

 

■第150回

リアスに入ってくる男たちの会話

大吉「確信犯じゃねえか」

種市「口真っ黒になって」

菅原「自分で描いたのか?」

【既存項目に追記】この三人の会話はシナリオにはないため、現場でのアドリブかと思われる。何についての話なのか詳細は不明。

 

カットされたセリフ

シナリオ上では、正宗と春子の会話の中で、春子が鈴鹿の歌唱指導中に「音痴」と言えないためその代わりに「歌がぶさいく」「音程ブス」「耳殺し」などと言っていたことが明らかになっているが、オンエアではカットされている。

 

■第153回

三途の川のマーメイド」代案

オンエアでは安部の「三度の飯よりマーメイド」、美寿々の「三段腹のマーメイド」、水口の「三枝の愛羅武クリニック」が歌詞の代案として挙がっているが、シナリオ上ではこの他にアキの「逆三角形のマーメイド」、安部の「マーメイドの作ったまーめーぶ」の案もある。

 

■第155回

カットされたエピソード

海開きの前夜、天野家にかつ枝、弥生、長内、足立功がやってきて、アキに海女クラブの二代目会長になってくれと頼み、アキもやりたいといって引き受けるシーンがシナリオにはある(ちょうど1984年の海開き前夜、市長たちが春子に海女になるよう頼みに来たシーンを繰り返すような状況である)。この場面はオンエアではカットされていて、海女クラブの会長を誰が引き継ぐのかについてはドラマ内では触れられていない。

 

■ドラマ外での派生用語

あま絵

あまちゃん」の登場人物を描いたイラストのこと。Twitter上で「# あま絵」のハッシュタグとともにドラマ関連のイラストを投稿する人が多く、一般人のみならずプロの漫画家やイラストレーターも参加して盛り上がっていた。これらのイラストは画像検索でも見つけることができるが、扶桑社より発売されている「あまちゃんファンブック おら『あまちゃん』が大好きだ!」文藝春秋社の「あまちゃんメモリーズ」にも多数収録されている。特に「あまちゃんファンブック2 おら、やっぱり『あまちゃん』が大好きだ!」では、江口寿史寺田克也島本和彦ひうらさとるなどそうそうたる顔ぶれのプロが参加している。

 

あま受け

NHK総合で「あまちゃん」放送終了後の8:15より放送されている情報バラエティ番組「あさイチ」の番組冒頭で、司会者の有働由美子アナウンサーと井ノ原快彦がドラマの感想を語り合うのが、「あま受け」と呼ばれ視聴者にはお馴染みのコーナーとなった。これを見るために「あまちゃん」を1〜2分長めに録画していた、というファンも少なくなかったようだ。

あさイチ」の放送の無い土曜日も有働と井ノ原は「あまちゃん」をチェックし、メールで感想を語り合うなどしていたと番組中で明かしている。

井ノ原はこの「あま受け」において、「オープニングテーマ内で鳥が二匹岩から飛び立つところがあるが、あれは最初に東京に行ったアキと、それを追いかけるユイを表現しているのではないか」「(若い頃の鈴鹿が歌った)『潮騒のメモリー』の音痴なメロディラインは、本来のメロディと重ねると実はハモっている。自分で歌声を録音して重ねて確認してみた」などといった内容を熱く語り、独自の鋭い考察と「あまちゃん」への深い(深すぎる?)愛情を見せていた。

 

あまロス

あまちゃんロス症候群」の略。ペットを失った時のショックを表現する「ペットロス症候群」の症状のように、「あまちゃん」放送終了後に訪れる虚脱感、朝の楽しみが無くなってしまったさみしさを表す。

 

■年表

「1975年 夏、海女クラブを結成。(第2回)」を追記

 

■レポート

・年末総集編「暦の上ではディセンバー これで見おさめ! じぇじぇじぇ!“あまちゃん祭り”」レポート(2,749文字)

・2013年紅白歌合戦「幻の最終回・第157回」レポート(7,614文字)

 (この2本のレポートについては電子書籍上でご確認下さい)

 

じぇじぇじぇランキング

【既存項目に追加】※ちなみに、NHKスタジオパークで企画された「ヒビキからの挑戦状(PDFファイル)」というクイズの回答集によると、アキは全156話で858回「じぇ」と言ったそうである。

あまちゃんデータブック 第2版での追記箇所について(北三陸編)

あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」は2014年3月13日に下記の通り追加改訂した第二版を出版しました。2014年3月12日以前にご購入頂いた方で、「全部読み返すのは大変だから、追記した部分だけまとめて読みたい」という方はこちらの記事をご確認下さい。

なお、検索ページからいらした方へ。こちらはKindle電子書籍「あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」の本文のごくごく一部になっております。詳しくはAmazonの商品ページをご確認下さい。こちらの電子書籍KindleのほかiPhoneiPad、各種Android端末でも読むことができます。またここで登場するドラマ内でのセリフは「書き起こし」や「まるごと引用」ではなく、内容がわかる範囲に要約したものを使っておりますので、正確な表記については映像やシナリオをご確認下さい。

小ネタ&用語解説

■第1回

あまちゃん」のタイトルについて

タイトル案は当初『ゲゲゲの女房』のように『じぇじぇじぇの○○』が候補だったが、NHKの朝ドラは「ん」のつくタイトルが縁起がいいというジンクスがあり、それを聞いた宮藤官九郎が「梅ちゃん先生も当たったから『あまちゃん』でいいんじゃないか」と言い、このタイトルに決まったとのこと。(『NHK連続テレビ小説あまちゃん」完全シナリオ集 第1部』冒頭、井上剛の前書きより)

また当初は『ママはアイドル』という仮タイトルもあったことをプロデューサーの訓覇圭が語っている。(「FILM FESTIVAL & Asia 2013」での2013年10月27日(日)開催のワークショップ『日本の朝を変えた15分訓覇式「あまちゃん」現象へのプロセス』より)同ワークショップでは、主人公が海女に決定する前の設定では「秘境の村を『伝説のカッパ舞い』で救う少女の話」だったことも明かされている。

 

タイトルロゴについて

ディレクターの吉田照幸によるとタイトルロゴの輪っかは「ウニ」のイメージとのこと。(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)

またこのロゴを作成した美術担当・岩倉暢子へのインタビューでは「6種類の筆文字から選んだ」「文字をマルで囲ったのは能年さんへのエール」「円の右上が少し開いているのは願掛け」「海女さんのヤツカリに着想を得た」など、このロゴについての思い入れや裏話が詳細に語られている。(マイナビニュース2013年09月27日の記事「いよいよ最終回! 連続テレビ小説『あまちゃん』のタイトルロゴに秘められた想い ーNHK担当者に聞いてみた」より)

 

三陸駅のホームにいるキツネ

シナリオ上では「野生のイタチ」になっている。

 

大吉から春子へのメール

【既存項目に追記】NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会でも、「あんべちゃんの同級生ネットワークからゲットしたと思う、それ以上のことは細かくは決めてない」と訓覇圭プロデューサーや井上剛ディレクターが回答している。

 

じおらま【ジオラマ】[実]

立体模型のこと。語源はフランス語の「diorama」。ドラマ内のジオラマの製作指導は小山義記氏で、代表を務める会社「COMPRESSION Modelling」のサイトの制作事例のコーナーにも、ドラマ内で使われた事例の写真が8点公開されていて、ドラマ映像では出てこない角度の写真もある。

 

■第5回

灯台下の「STOP」の文字

防波堤に書いてある「STOP」の文字は、ドラマのために美術スタッフが書いたものであり、もともとロケ地にあったものではない。1984年の回想シーンでは「STOP」になっているが、2008年にアキが飛び込むシーンでは「STEP」になっているとのこと。これに気づいたのはひとりだけだったという(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)。アキが防波堤から海に飛び込むシーンは他にもあるが、はっきりとSTOPの字が映るのは第5回。確認したところ「O」の字の右半分の一部が薄くなって「E」の字にも見える、という状態であった。これは毎回のオープニングテーマ半ばで進行方向から見た映像のほうが確認しやすい。言われてみれば確かに「STEP」と読める。

 

■第6回

豊嶋花

回想シーンで春子の少女時代を演じた子役の豊嶋花はこの『あまちゃん』を含め朝ドラに3作出演している。2012年の朝ドラ『梅ちゃん先生』では主人公の病院を訪れる中井育代役として登場。『あまちゃん』終了後の2013年10月にスタートした『ごちそうさん』ではヒロイン・め以子(杏)の幼少期を演じ、第一週の実質的な主役であった。(参照:オリコンスタイル「『ごちそうさん』の子役・豊嶋花、朝ドラ3作目 「第2の芦田愛菜」と評判」

 

■第8回

吉田副駅長のアドリブ

大吉が「ゴーストバスターズ」を一声だけ歌って店を飛び出した後、吉田が「ゴーストバスターズ」を歌いながら戻ってくる場面があるが、ここは吉田を演じる荒川良々のアドリブである。シナリオ上では「いってらっしゃい!」の台詞でこの場面は終わっているが、演出家がカットをかけずにいたら荒川が歌い始めたということであった(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)。ちなみに荒川のアドリブの歌詞であるが、字幕表示では『これ 簡単。♪「Ghost…」』と表記されている。

 

■第9回

長内夫婦の設定

「組合長とかつ枝さんも夫婦だった」「まだ一緒に暮らしてっけどな」という台詞があり、ふたりは離婚した夫婦であることが明らかになる。シナリオ上ではさらに詳細な設定があり、『結婚→離婚→再婚→昨年離婚→まだ結婚する気がして様子見で一緒に暮らしている』というかつ枝の説明があるが、ドラマではカットされている。

 

■第11回

ユイの東京イメージ

【既存項目に追記】なおオンエアではカットされているがシナリオ上には「秋葉原の喫茶店に入ると『お帰りなさい』って言われるんでしょ?」のセリフがある。

 

■第12回

大吉のセリフ

ホームに春子とアキを残して発車した列車から、大吉が「やべえ! 春ちゃん! アキちゃん! なして? バイバイすんのけ? なして俺だけ? 春ちゃーん!」と叫んでいるが、ここはシナリオ上では「春ちゃん!」のセリフと「大吉、何か必死に叫んでいるが聞こえない」というト書きのみなので、大吉のセリフはおそらくアドリブである。

 

■第17回

吉川晃司

【既存項目に追加】シナリオ上では第23回に「デビューが決まって上京する時に広島から泳いで行ったんだって、デマだけどね(笑)」という春子のセリフがあるが、オンエア時にはカットされている。また第68回のシナリオでも花巻がこの都市伝説を信じているというエピソードがあるが、こちらもオンエア時にはカットされている。

 

■第23回

まいけるじゃくそん【舞蹴蛇苦尊】

【既存項目に追加】なおシナリオ上では「愛羅武勇」「舞蹴蛇苦尊」の他に「仏恥義理」「塁美豚」「裸報礼」の文言がある。「塁美豚」は「ルイ・ヴィトン」、「裸報礼」は「ラフォーレ」であろうか。またシナリオ上では「海、死ね」「ウニ、死ね」のところには「リアス殺す」という文言もあるが、オンエアでは触れられていない。

 

■第27回

なまり過ぎる海女

「美人すぎる○○」「かわいすぎる○○」などの言葉が流行しはじめたのは、2007年に当時27歳だった藤川優里青森県八戸市市議会議員に当選したことから「美人すぎる市議」として有名になったのがきっかけだと言われている。

 

■第38回

「ぶりっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね」

「ぶりっ子」は80年代の流行語。わざとらしく可愛い振りをしたり、無知なふりをしたり、男性に甘えたりする女子のことをさして「カワイコぶりっ子」と呼び、これが変化したものが「ぶりっ子」である。TVオンエア時には「ぶりっ子って言葉の語源は聖子ちゃんだからね」という春子のセリフがあったが、販売されているDVD・Blu-ray版ではこのセリフがカットされている。松田聖子サイドからのクレームにより削除されたのではないかとニュースサイトなどでも話題になったが、NHK広報はこれを否定している。松田聖子の登場以前から「ぶりっ子」の言葉が使われていたという説もあるため、事実誤認がカットの理由ではないかとも思われるが、いずれにせよ理由は定かではない。

ちなみに大吉役の杉本哲太がかつてボーカルとして所属していたバンド「紅麗威甦(グリース)」が1982年に発表したファースト・シングルが「ぶりっこROCK'N ROLL」というタイトルであった。

 

■第40回

ユイの恋愛遍歴

オンエアではカットされているが、シナリオ上ではリアスでユイとアキが種市について語る場面で、ユイの恋愛についても語られている。「好きな男子は17年間ひとりもいない、仮にいても『いない』と答える、だってアイドルだから」「付き合った相手はいる。好きじゃないけど付き合った。『一緒にいると緊張する』と言って一週間で振られた」といった内容であった。

 

■第41回

水口の化石発見、幻の伏線

水口の初登場シーンではシナリオ上「岩手県北部琥珀層は中生代白亜紀後期のもの」「恐竜がいた時代のもので、実際に恐竜の骨が発見されている」と説明するもののリアスの面々は聞いていない、というエピソードがある。最終回での化石発見のエピソードにつながる伏線であるが、オンエアでは残念ながらカットされている。

 

■第44回

幻のサンタコスプレ

ヒビキのアイデアで、アキとユイがクリスマス限定でサンタのコスプレでウニ丼を売ることになる場面がシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第51回

潮騒のメモリーズのイラスト

ヒロシや種市たちが描いた『潮騒のメモリーズ』の看板イラストは、タイトルロゴもてがけた美術スタッフ岩倉暢子によるもの。(「あまちゃん」スタッフ座談会より)

 

■第56回

ステーキランチのロケ地

ユイが情報番組内のレギュラーコーナー「足立ユイの『もうお腹いっぱい!』」で紹介するお店のロケ地は、ハンバーグレストラン「GOLD RUSH」渋谷本店である。

 

■58回

カットされた場面

シナリオ上ではこの回で桜庭・坪井の新人海女ふたりがかつ枝・弥生と口論になったり、花巻がカレー味やトムヤムクン味などの独創的なまめぶを研究したりする場面がある(シナリオ集の書籍にして約1ページ半)が、オンエアではカットされている。

 

■第60回

「封鎖だ。国道45号線封鎖だ。」

【既存項目に追記】ちなみに宮藤官九郎はこの「踊る大捜査線」シリーズの1988年秋SPに放火犯として出演している。エキストラの中にまぎれて「現場の様子を見に来た犯人」として出演していたが、この撮影の時に隣にいたエキストラのおばちゃんに犯人役ではなく同じエキストラのひとりだと勘違いされ、「あんた目立ち過ぎよ」と怒られた……というエピソードがある。

 

■第61回

水口が見た夢

水口が琥珀堀りとして潜伏してる間、美寿々とつきあっていたのは時間稼ぎだった、美寿々さんにはいつか刺されると思った、ウニの殻割る奴で刺される夢を何度も見た、といった内容を告白するセリフがシナリオ上にはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第62回

全国のご当地アイドルの名前

【既存項目に追記】なお、オンエアではカットされているが、シナリオ上では第61回で足立家を訪れた水口がよしえに次のご当地アイドルを紹介するエピソードがある。

・北海道「ホタテっ娘」

・青森「アップルぷるぷる」

・埼玉「NOオーシャン」

・奈良「遷都フォー」(元ネタはセイントフォー

・福岡「博多エプロン」

・沖縄「初々しいサーズ」

 

栗原ちゃんの年齢

栗原が「リアルタイムではないですね、ピンク・レディーもギリですね」という場面があるが、ピンク・レディーの活動期間は1976〜1981年であるため、おそらく彼女が生まれたのは1975年前後ではないかと考えられる。

 

GMT幻のメンバー

オンエアではカットされているが、アキとユイがGMT公式ホームページの地図を観るところで「北海道、青森、宮城、埼玉…」「今日見たら愛媛と島根が赤になってた」というセリフがシナリオにはある。ただし北海道、青森、愛媛、島根のメンバーは結局出てこない。

 

■第63回

「こんなもんですよ1980年代のアイドル映画なんて」

【既存項目に追記】80年代前半はアイドルを主演にした映画が大量に作られた。文芸作品を原作にしたものもあるが、「荒唐無稽なストーリー」なものも多い。オンエアではカットされているが、チェッカーズ主演の「TAN TAN たぬき」(85年)、志穂美悦子主演の「二代目はクリスチャン」(85年)、おニャン子クラブ主演の「おニャン子 ザ・ムービー 危機イッパツ!」(86年)のタイトルがシナリオでは挙げられている。

 

■第64回

幻のひとりフラガール

オンエアではカットされているが、シナリオ上では美寿々のレディ・ガガの紹介のあとに「かつ枝さんのひとりフラガール」をヒロシが読み上げるが、かつ枝は「練習で腰を痛めた」と言って、それはやめたと話すエピソードがある。

 

■第65回

カットされた若春子の金色夜叉

春子に叩かれたアキが家を飛び出した後、シナリオ上にはあるがオンエアではカットされたシーンがある。若き日の春子がブティック今野からマネキンを借りて学生服を着せ、それを相手に「金色夜叉」を練習していて、それを夏が冷めた目で見ているが春子は気づいていない、という回想エピソードである。春子は劇団のオーディションを受けるために稽古をしていたので、女優になりたいというアキを笑えないと夏に指摘されることになる。

 

■第68回

「おめえらの気持ちはよ〜くわかった」

この夏のセリフの元ネタはフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組「ねるとん紅鯨団」(1987〜1994年)の石橋貴明の決め台詞である。(cut2013年8月号の井上剛チーフディレクターのインタビューより)

 

■第72回

大漁旗を振って見送る夏ばっぱ

浜辺で夏が大漁旗を振りながらアキの列車を見送る場面があるが、非常に似た演出の場面が2008年の朝ドラ「ちりとてちん」第2週にある。主人公の和田喜代美(貫地谷しほり)が列車に乗って故郷の福井県小浜市から大阪へ向かう時に、土手で母の糸子(和久井映見)やその家族が大漁旗を振りながら列車を見送る場面だ。

ちなみに、「ちりとてちん」と「あまちゃん」の共通項は他にもある。

・「ちりとてちん」の演出チームには、「あまちゃん」のチーフ・ディレクター井上剛や、プロデューサーの菓子浩がいる。

・「ちりとてちん」では喜代美が地元を出る前、母親に「お母ちゃんみたいになりたくない」と言う場面があるが、これが第59回のユイの台詞と共通する。

・「あまちゃん」最終回には水口と勉の化石発見エピソードがあるが、「ちりとてちん」にも恐竜の化石が出てくる。喜代美が貴重な化石と知らずに奇妙な石を保管していたが、同級生で人気者の清海が化石の第一発見者として紹介されてしまうエピソードがある。

・「あまちゃん」第103回の春子と鈴鹿が対峙する15分間長回しの一発撮りの場面があるが、「ちりとてちん」では喜代美の親友順子の妊娠が発覚する第90回に15分長回し撮影の回がある。

 

■ドラマ中使用曲解説

■第7回

レイ・パーカー・ジュニア「ゴーストバスターズ

【既存項目に追記】なお、鮨屋の梅頭を演じたピエール瀧が所属する電気グルーヴと、スチャダラパーがコラボして2005年に出したシングル「聖☆おじさん」は、この「ゴーストバスターズ」主題歌のパロディ的な曲調である。

KDP : 米国での源泉徴収税の免除手続きをやってみる

  「初めての電子書籍のつくりかた 」ですっとばした、ちょっと面倒なとこについて書きます。米国での源泉徴収免除手続きをしないとアメリカで30%の税金が引かれてしまい、米国と日本で二重に課税されることになってしまいますので、ちょっと面倒ですがこの手続はやっておいたほうがいいかと思います。英語ができない私にはこの作業がちょっと厄介でした……が、たぶんこの記事を読んでいただければ皆さんには簡単に手続きしていただけるかと思います。

 私が参考にさせていただいたサイト「Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ - Six Apart ブログ」では

  1.  EIN番号取得のため、IRS(米国・内国歳入庁)にSS-4フォームのファイルをFAX。
  2. 米AmazonにEIN番号を知らせるためにIRSフォームW8-BENの書類を郵送。

とありました。他のサイトでも郵送でこの手続を行った方が多かったですが、今年9月の時点では2番の郵送手続きはWEB上でできるようになっていました。


 まず「1. EIN番号の取得」ですが、 http://www.irs.gov/pub/irs-pdf/fss4.pdf のPDFをダウンロードします。AmazonのKindleストアでの自費出版に関するヘルプにある記入例を参照して、必要事項を記入(赤字部分)したものが次のような書類になります。

f:id:lgmlgm:20131206152211j:plain

  • サンプル画像の住所氏名はダミーです。実名で記入しましょう。
  • 電話、FAX番号は国番号の「+81」をカッコ内に記入して、電話番号・FAX番号の頭の「0」を除いた番号を記入します。
  • 最後のシグネチャ以外はパソコン上で記入して、署名だけ手書きで記入しました。署名は手書きでないとNGらしいので注意。

  これを日本からFAXする時は「010-1-859-669-5987」の番号宛に送信します。Six Apart ブログにもあるようにFAX番号が変わった経緯があるようで混乱しますが、少なくとも2013年9月時点ではこの番号で届きました。

 以前は1週間以内くらいにFAXで返信があったようですが、2013年9月時点では郵送で書類が送られてきました。FAX送信から書類の到着まで約3週間かかりました。こんな内容で登録したけど何か間違いがあれば連絡してね、というような内容です。*1

  さて、無事EINが発行されて送られてきた書類がコレです。

f:id:lgmlgm:20131207102256j:plain

 赤枠はこちらで追加しました。この「Employer Identification Number」の部分が「EIN」ですね。次はこれをAmazonのサイトに登録します。

 KDPの登録手続きの時にすっ飛ばした「税に関する情報」の部分に戻ります。

f:id:lgmlgm:20131206134810j:plain

この画面の「税に関する情報を登録する」のボタンを押します。

f:id:lgmlgm:20131206172006j:plain

何か色々でてきます。ひと通り読んでとりあえず「続行」ボタンを押します。

f:id:lgmlgm:20131206171652j:plain

郵送の手間を省きたい方はとりあえず「はい」と同意します。

f:id:lgmlgm:20131206172309j:plain

 日本在住なので「いいえ」を選択して続行します。

f:id:lgmlgm:20131206172509j:plain

「非米国人」てすごい言われようですけど、とりあえず「続行」で。

f:id:lgmlgm:20131206172658j:plain

 再度、個人情報の入力を求められます。とりあえず必要事項を記入します。さきほどfss-4の書類に記入したのと同じように英字で記入しないといけないようです。日本語で記入すると跳ねられます。

f:id:lgmlgm:20131206173142j:plain

日本の納税者番号を書けと言われてるようですがとりあえず空欄で「次へ」。

f:id:lgmlgm:20131206173416j:plain

 当てはまるものがなければ、チェックを入れずそのまま「続行」します。

f:id:lgmlgm:20131206173548j:plain

 EINを記入するため「はい」を選択して続行します。

f:id:lgmlgm:20131207094553j:plain

ここで先ほどIRSより受け取った書類の「EIN」の9桁の番号を記入し、「これは私のEIN番号です」をチェックします。

f:id:lgmlgm:20131206173816j:plain

確認画面が出てくるので、内容を確認します。今まで回答した内容が書いてあります。以前はこの画面のような書類に手書きで記入して郵送していたようですが、今はこれをオンラインで登録できるようになったわけですね。

f:id:lgmlgm:20131206173952j:plain

1から4にチェックを入れ、署名部分に名前を記入し、E-mailアドレスを選択して最後の提出ボタンを押します。これで手続きは完了です。これが受領されるとアカウントページの「税に関する情報」のところに「源泉徴収率:0%」が表示されるようになります。

 書類を米国に郵送していた頃に比べたら、だいぶ手続きが簡単になったかと思います。たぶんコレで問題ないかとは思うのですが、私もあちこちのサイトを参考にしつつ手探りで作業しましたので、もし何か不備がありましたらご指摘下さい……。


電子書籍発売中です。こちらもよろしくお願いします。

あまちゃんデータブック unofficial - 北三陸編

あまちゃんデータブック unofficial - 東京編・復興編


*1:余談:私は最初のFAX送信から2週間ほどたったころに「あれー返事ないなー、FAX送れてなかったのかなー」と思いながら再送信したりしたので、結局IRSからのおたよりは3通も送られてきてしまいました。2、3通目は「アンタまた申請してきたけど、前にもアンタにEIN発行してるからね? ほらアンタのEINコレだから確認して!」というような内容で、それぞれ別の担当者から送られてきた物が同時に届きました。

 あと2回目にFAXした時は2日後くらいにFAXで返信があり「住所に「Yokohama-shi」って書いてあるけどこの「shi」てcityのことだよね? いらなくね? そのせいで郵便が届かないんじゃね?」みたいな内容の英文が添えられていました……。まあ結局、このFAXが届いた翌日に郵送で届いたんですけどもね。

初めての電子書籍のつくりかた

 2013年9月末、10月末にAmazonのKindleダイレクトパブリシングサービス(以下KDP)を使って電子書籍をリリースしました。出版時にはあちこちのサイトを参照させていただいたので、この時点での作業についてメモを残しておきたいと思います。多少の試行錯誤はありましたが、電子書籍出版についての作業はそんなに難しくはなかったと思います(先人たちのトライ&エラーのおかげですね……)。特にKindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ - Six Apart ブログは参考になりました。ここのおかげで出版できたといっても過言ではありません。ありがとうございました。

 さて、電子書籍出版のざっくりとした流れは下記の通り。この順でそれぞれ説明していきたいと思います。

  1. KDPへ登録
  2. 米国での源泉徴収税の免除手続き
  3. 原稿作成
  4. 表紙画像作成
  5. でんでんコンバーターでePubファイルを作成
  6. KDPで出版手続き

 1. KDPへ登録

 この作業自体は別に面倒でもなんでもありません。普通にショッピングサイトなどで利用登録作業とあまり変わりませんが、一応順を追って解説します。

(1) Amazonの「Kindleダイレクト・パブリッシング」のページにアクセスします。画面右上に「Amazonアカウントを利用してサインインする」の「サインイン」ボタンを押します。

f:id:lgmlgm:20131206134438j:plain

 (2)利用規約に同意するボタンを押します。

f:id:lgmlgm:20131206134547j:plain

 (3)画面右上の「アカウント情報が不完全です」の枠の中の「今すぐ更新」をクリック。

f:id:lgmlgm:20131206134648j:plain

 

 (4)住所氏名などの必要事項を記入します。会社・出版社情報とありますが、個人の方なら自宅住所と氏名で問題ないかと思います。なおペンネームなどは後ほど出版作業の時に記入しますので、ここの情報は実名で登録します。

f:id:lgmlgm:20131206134810j:plain

※ここの画面に「税に関する情報」の登録ボタンがありますが、ここは「2. 米国での源泉徴収税の免除手続き」で説明しますので、いったん飛ばします。

 (5) 書籍売上のロイヤリティが入金されますので、銀行口座を登録します。「銀行口座を登録する」のリンクをクリック。

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「銀行の所在地はどこですか?」の質問で「日本」を選択してOKボタンを押すと次の画面が出てきますので、必要事項を記入します。

f:id:lgmlgm:20131206143943j:plain

みずほ銀行や三井住友銀行ジャパンネット銀行楽天銀行セブン銀行などどこの銀行でもOKです。

ただし、日本のほとんどの銀行でAmazonから入金される時に手数料がかなり引かれると聞いています(サポートページ の情報によるとかなり高額ですね)。新生銀行を使えばその手数料がかからないそうなので、手数料を引かれたくない方は新生銀行の口座を用意しておくと良いかと思います。後から変更もできますので、とりあえず手元にある口座で登録しておいて、後から新生銀行に切り替えることも可能です。

 住所、氏名、銀行口座などすべて記入したら、最後に「アカウント」画面の一番右下の「保存」ボタンを押して完了です。


2. 米国での源泉徴収税の免除手続き

 米国での源泉徴収免除手続きをしないとアメリカで30%の税金が引かれてしまうので、面倒ですがこの手続はやっておいたほうがいいかと思います。英語ができない私にはこの作業がちょっと厄介でした。やらなくても電子書籍は出版できますので、飛ばして次の3番に進んでいただいても問題ありません。

 ちょっと長くなってしまったので、この項目は別記事にまとめました。次のエントリーをご参照下さい。


3. 原稿作成

 書籍の原稿を書きます。この時点ではワードでもテキストエディタでも使いやすいものを使って書いていきます。(まあ、ここの作業が一番大変ですよね……)


4. 表紙画像作成

 表紙画像のガイドラインに沿って画像ファイルを作ります。色々書いてありますが、だいたい下記の点を抑えておけば良いかなと思います。

  • 長辺が最低1000ピクセル(長辺が2500ピクセルの表紙画像が推奨) 
  • 理想的な縦横比は1.6 
  • ファイル形式はJPEGまたはTIFF
  • 白地または非常に薄い背景色の表紙画像は、背景に埋もれて見えにくくなる場合があります。幅の狭い(3~4ピクセル)ミディアムグレイの枠線を追加することにより、カバーの境界が明確になります。

 写真などを使うなら長辺2500ピクセル以上にしてもいいかもしれませんが、私は簡単なイラストを使いましたので、サイズを軽くするために「1200×1600」サイズで作りました。iPadくらいの大きさで見るならこのサイズで特に問題なさそうです。ダウンロードするときに通信量が少なくなるよう、できるだけ軽めに作った方がいいかなと思います。
 あと気をつけるとしたら、Amazonの画面上ではサムネイルで表示されますので、長辺160ピクセルになった時に表紙に何が書いてあるかわかるようにしたほうがいいかなと思います。(デザインについては私も素人なので、この程度で……)


5. でんでんコンバーターでePubファイルを作成

  KDPヘルプの「サポートされているファイル形式」によると、電子書籍の原稿はWORD、HTML、MOBIなど様々なファイル形式でアップロードできるようです。ただ経験者のサイトを見て回るとWORDは表示崩れなどが多くあまり適さないというコメントを見かけましたので、多くの方がおすすめしていたでんでんコンバーターを使うことにしました。

 「電書ちゃんのでんでんコンバーター」はテキストファイルを電子書籍出版に適したePubというファイル形式に変換してくれるサービスです。段落や見出し、改ページを入れる場所に「##」「**」「===」などのマークを入れるだけでそのように変換してくれます(はてなダイアリーを使ったことのある方なら馴染みのある記法だと思います)。さらに見出しの項目を拾って自動的に目次も生成してくれるという超便利サービス。とてもお世話になりました。感謝!

 テキストで書いた原稿に、これらのマークを入れてみます。実際の原稿がこんな感じでした。

f:id:lgmlgm:20131207063937j:plain

  ここでは「===」の改ページ、「###」の見出し、「---」の水平線、「**〜**」の強調、を使っています。他には文中からリンクを貼った程度でしょうか。これを「テキスト形式」で保存します。そしてでんでんコンバーターのページでePubに変換し、iPadKindleアプリで実際に出版された物がこちらです。

f:id:lgmlgm:20131207064142p:plain

 使ってる環境によって見え方が異なりますし、Kindleをカスタマイズして文字の大きさや書体を変えてる方も多いでしょうから、あまり見た目にこだわらずシンプルに記述しました。最初は「書籍」らしく縦書で、とも思いましたが、縦書にすると二桁以上の数字や英単語が読みづらくなったり、なにより私の書籍では「じえ(‘j’)/」の顔文字が出てくるため、これが縦書になるのはなあ、と思って横書きにしました。縦書にするとレイアウトでいろいろ引っかかるところも出てくるかと思いますが、そこは Six Apart ブログなど他のサイトを参考にしていただければと……。

 できたePubファイルの見た目は「Kindle Previewer」のアプリを使って確認することができます。いちいちアプリをダウンロードして開いて確認、の作業が面倒であれば、「でんでんコンバーター」でファイル変換をする時に「作成したEPUBをプレビューする」のボタンにチェックを入れれば、画面上で簡単にプレビューできます。ここで改ページや見出しなどの見た目をチェックして修正していきます。これでePubファイルができればもうあとは出版するだけです。


6. KDPで出版手続き

 無事にePubファイルが出来上がったらあとは最後の出版作業です。まずはKDPのページにサインインします。

 

f:id:lgmlgm:20131207065825j:plain

この「本棚」の画面で「新しいタイトルを追加」ボタンをクリックします。

 

f:id:lgmlgm:20131207070044j:plain

  • 「KDPセレクトに登録する」かどうかは任意ですが、価格を250円未満にするならチェックはしません。(価格設定については悩むところですがここではいったん置いて先に進みます)
  • 本のタイトル、ふりがな、ローマ字を記入します。ローマ字と書いてありますが文中に英単語が含まれるなら英単語で書きましょう。(例:「あまちゃんデータブック」→ローマ字「Amachan Data Book」)
  • 後で続編を出す予定なら「この本はシリーズ中の一冊です」のチェックを入れましょう。シリーズタイトルを記入する欄が増えます。

f:id:lgmlgm:20131207070142j:plain

  • 「版」はとりあえず初めて出す時は「1」を記入します。(後で改訂した時に「2」「3」と修正していきます。
  • 「出版社」は個人出版なら記入してもしなくても。記入するときは適当な出版社名をでっちあげて記入します。
  • 「内容紹介」はAmazonの商品ページに出てくる説明文です。慎重に記入しましょう。
  • 「著者等を追加」ボタンを押すと次の画面が出てきます。 

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 ここで著者の名前を記入します。複数登録もできます。

  • 「言語」は日本語、「発売日」は発売予定日を選択。「ISBN」は個人出版なら空欄のままにしておきます。「参照番号」は空欄のままで問題ありません。「18禁ですか」の質問には内容に応じて「はい」「いいえ」を選択します。

f:id:lgmlgm:20131207070231j:plain

  • ページめくりの方向は縦書か横書かを選択します。
  • 「出版する権利を確認してください」の質問でパブリックドメインかどうかと聞かれますが、自分で書いたオリジナルの作品なら「これはパブリックドメインの作品ではなく、私は必要な出版する権利を保有しています」を選択します。
  • 書いた書籍があてはまるカテゴリーを登録します。
  • 検索キーワードは「,(半角コンマ)」で区切って登録します。
  • 「表紙のアップロードまたは作成」で、「画像を参照」ボタンを押して表紙画像ファイルをアップロードします。
  • デジタル著作権管理のオプションを選択、はどちらでも良いかと思います、「詳細」の説明を確認し、どちらか好きな方を選んで下さい。
  • 「本のコンテンツファイル」で「参照」ボタンを押し、でんでんコンバーターで作成したePubファイルを登録します。するとプレビューボタンが出てきますので、ここで内容を確認します。

これで最後に画面左下の「保存して続行」ボタンを押します。

f:id:lgmlgm:20131207072551j:plain

  • 「出版地域を確認して下さい」、これは特に理由がなければ「全世界の権利」で問題ないかと思います。
  • 「ロイヤリティの選択」をします。KDPセレクトを選択せず250円未満の価格にした場合は「35%のロイヤリティ」一択です。KDPセレクトを選択して250円以上にした場合は「70%のロイヤリティ」が選択できますが、画像が多いなどデータ量の多い書籍は配信コストもかかってきます(価格設定についてはいろいろググって他サイトも参照してみてください)。
  • 各国での販売価格を記入します。日本語書籍で日本での販売を想定してるなら「Amazon.co.jp」のところだけ慎重に設定して、あとはUSの価格に合わせて設定します。
  • 「9. Kindle MatchBook」「10. Kindle本のレンタル」は詳細情報を確認の上自由に設定してください。
  • 最後に画面下のチェックボックスにチェックを入れ、「保存して出版」ボタンを押します。これで出版手続きは完了です。

 

 この後、登録した電子書籍がAmazon側で審査され、出版されます。日本語書籍は登録から出版まで「48時間かかる」というように表示されますが、過去2冊ともだいたい2〜3時間程度で出版されてたと思います。平日昼間でタイミングが良かったのか、びっくりするくらい審査が早かったですね。

 KDPのヘルプは日本語が少しかたくてわかりづらいところも多いので、あちこちの個人ブログなどを参照させてもらいました。 KDPの仕様なども少しずつ変わってるようですので、少しするとこの記事も役に立たなくなるかもしれませんが、少しでも皆さんのお役に立てればいいなと思います。実際に作業するとところどころ引っかかる部分もあるでしょうが、こんな感じで「意外に簡単」に電子書籍は出版できます。Amazonの商品棚に自分の書いた本が並ぶというのはちょっと嬉しいですよね。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。

 


電子書籍発売中です。こちらもよろしくお願いします。

あまちゃんデータブック unofficial - 北三陸編

あまちゃんデータブック unofficial - 東京編・復興編

「あまちゃんデータブック - unofficial」を作ったワケ

 

 今年秋、電子書籍あまちゃんデータブック - unofficial」を出しました。朝の連続テレビ小説あまちゃん」の小ネタ元ネタ用語解説、全話あらすじ紹介、全話クレジットデータなどを集めた本です。なんやかやで当初予想していたものをはるかに超えたテキスト量になってしまい、自分でもよくもまあここまで書いたな、と呆れるほどの内容になってしまいました。この本を作ろうと思ったのは今年の8月下旬頃でしたが、そのきっかけについて少し書いておこうと思います。

 本を作ろうと思った理由は色々あるのですが、一番大きいのは「“わかるやつだけわかればいい”、でも、わからなかったことがわかるともっと嬉しい」ということでした。「あまちゃん」における小ネタ元ネタは別にわからなくてもドラマの本筋には影響のないものばかりです。そんなもの知らなくたって問題なく、ストーリーだけで十分満足できる内容でした。私は宮藤官九郎さんと世代が近いので、たぶん「あまちゃん」の元ネタの多くに気づけたと思うのですが、とはいえ「元ネタがわからない」ことでもどかしさを痛感した作品が別にありました。ひとつは海外ドラマの「glee」、もうひとつは野田秀樹さんが書いた野田地図の作品でした。

 「glee」は私の大好きなドラマのひとつなのですが、ミュージカルの内容やアメリカの人気歌手に関するジョークが出てくると、やっぱりわかりづらい時はあります。例えばシーズン1で「オール白人キャストのThe Wizをやって酷評された」といったエイプリルの台詞があるのですが、「The Wiz」はオール黒人キャストのブロードウェイ・ミュージカル、という前提を知らないと伝わらない台詞です。他にもゲイの中年教師が「エクウスを上演したい」というような台詞を言った時に、「エクウスという舞台作品には美少年がフルヌードになる演出がある」ということを知ってるかどうかで「ニヤリ」とするかどうかが変わってくると思うのです。このへんまでは私でも理解できるのですが、もうちょっと突っ込んだジョークになるとさすがに解らない。歌手の実名をあげて揶揄したりする場面では、その歌手がいま現在アメリカでどういうポジションにあるか、なんてのも知らないと笑えないジョークもあります。また差別やスクールカーストを扱った作品だけに、アメリカの文化的背景を知らないと笑えないジョークもあるでしょう。楽曲についての解説も含め、本当にだれか識者に解説をお願いしたい気持ちでいっぱいなのです。

 もうひとつ、野田秀樹さんの舞台作品を見ていてもたびたび似たようなことを感じます。野田さんの作品の場合はその単語の背景にあるイメージや事象を知らないと物語の本筋に関わるので、事態はもっと切実です。こちらはもはや「わかるやつだけわかればいい」では済まないのです。2012年秋に上演された「エッグ」では、「あまちゃん」でも小ネタになった円谷幸吉の遺書が登場しましたし、2000年の「カノン」ではあさま山荘事件がモチーフになっていました。その時代の記憶がある人とない人では作品の理解度がまるで変わってくるでしょう。2010年の「ザ・キャラクター」はオウム真理教のサリン事件がモチーフで、さすがにこれは私もリアルタイムで知っていた事件だったのですが、事件を知らない10代の若い子が見た時に「水の入ったビニール袋を傘の先で刺す」という行為が何を表現しているのか、ピンのこなかったのではないかな、と思いました。

 「あまちゃん」に関して言えば30代40代の人々ならば特に解説のいらない用語や小ネタも多かったと思いますが、アナログ盤レコードどころか下手をすればCDすら手にしたことのない10代の子には80年代カルチャーなどわからないことだらけでしょうし、逆に私たちの親の世代は「Perfume」「ももクロ」「ネットアイドル」なんて言葉に馴染みがないでしょう。吉田副駅長が春子について「カバン潰して鉄板入れて武器にしていた」と言ってますが、「学生カバンを潰す」という不良文化はたぶん70年代から80年代にかけてのごく限られた一部の世代しか知らないのではないかと思います。地域差もあるでしょうが、私が中学生だった80年代後半にはもう皮革の学生カバンはあまり使われていなかったと記憶しています。今はナイロンのボストンバッグが主流になっていますものね。

 そんなこんなで、「30代40代以外の世代にもわかるような小ネタ集があればいいと思った」「単純に自分が小ネタ解説本を読みたかった」というのが一番の理由でした。小ネタについてはあちこちの記事などで話題になっていましたが、ほんの一部を抜粋したものがほとんど。全話をちゃんと網羅したものは当時ありませんでした。まとめサイトか関連書籍がそのうちできるだろう、と思っていましたが、ドラマが5ヶ月目に突入した8月に入っても出てこなかったので、これはもう自分で作った方がいいんじゃないの、と思い始めたのでした。(その後いくつかサイトができたようですが、その当時は十分なものは見当たりませんでした)

 それと、「電子書籍を作ってみたい」というのも、データブックを作った理由のひとつでした。電子書籍出版手続きのあれやこれやについては別記事に書こうと思いますが、とりあえず一番参考になったのは「Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ - Six Apart ブログ」でした。これを読んだ時に「あ、このくらいならなんとかできるかもしれない」と思い、新しもの好きとしてはちょっと挑戦したい気持ちがウズウズしたのです。

 とはいえ、通常時であれば「156回×15分のドラマをイチから見返してメモを取る」という作業だけで音を上げるところですが、ちょうど私がこの頃やっていた仕事が某長寿TV番組の関連書籍を作るお手伝いで、その過程で100時間を軽く超える録画をすべてチェックしてメモを取り面白い場面を抜粋する、いくつか抜粋して書き起こし原稿にする、といった気の遠くなる作業を終えたところでした。あの作業ができたんだから大好きな「あまちゃん」を見ることくらい苦ではないのではないか、と思い、その仕事が一段落した8月末より作業を開始しました。本当はもっと早く作業を初めて、番組終了の3日後くらいに後半まで本を出せたらよかったのですけどね。

 構成を考えながらもとりあえず1話目から見返してメモをとりつつ作業を進めました。1〜2週目の作業は「どうやって作業するのが一番効率がいいか」を試行錯誤しつつやってましたので、断片的に「台詞を全部書き起こす」なんていう無駄な作業をした回もあります。結局「字幕表示した台詞を全部iPhoneで写真を撮りMacに取り込み、それを見ながら作業する」のが一番はやいという結論にたどり着きました。1話15分でだいたい写真220〜230枚くらいだったでしょうか。一見無駄な作業のようですが、後からまた録画を再生したり巻き戻したり、という手間が省けるので、結果的にこのやり方が一番効率的でした。今になって冷静に考えるともうその準備段階の作業量だけで「狂気」と思いますが、あの頃はきっと熱に浮かされていたのでしょうね……。

 まあとにかくそんなこんなで、「このネタを自分の両親に説明するなら」「この時代のことを子どもたちに説明するなら」を念頭におき、なるべく「わからない奴にもわかるように」を心がけて小ネタの解説を書きました。約一ヶ月で前半の「北三陸編」を書き上げ、「あまちゃん」最終回の前日9月27日に無事リリースすることができました。コアなあまちゃんファンであるお友達が何人かすぐにダウンロードして読んで喜んでくれたので「ああ、この人たちが喜んでくれるなら大丈夫だ」と思えました。前半を書いてる間は「こんな内容で大丈夫か」と悶々としながら作業していたので、そこからは多少吹っ切れて作業に集中することができました。とはいえ「後半は10月末までに出す」とあとがきで宣言してしまい、84話分の作業をあと1ヶ月でやらなければいけないと自分に課してしまったので、それはそれで気が遠くなる思いでしたけれど。前半の作業から計算するとどう考えてもギリギリ、なスケジュールでした。今でもよくやったと思います……。さすがに文章が荒いところも多いかと思うので、後でネタの書き足しも含めちょっと手をいれようとは思っています。

 幸いこの書籍に対するレビューは好意的なものばかりで、とてもありがたく思っております。また、「この本が読みたくてKindleアプリを初めてダウンロードした」という方も何人かいらっしゃって、これがかなり嬉しかったです。そのハードルを越えて興味を持っていただけたのは本当にありがたいことです。お金を出して買って下さった皆様のお役に立てる内容になっているといいのですが。

 ちなみに表紙の画像について少し。「東京編・復興編」では再開後の海女カフェをイメージした三角ガーランドを表紙に飾ってます。これは「無料イラスト かわいいフリー素材集」のサイトのものを利用させていただきました。それ以外にもこっそり、画面上下の「(‘j’)」の顔文字が「(‘ jjj ’)」になっているのです。気づいた方はいらっしゃるでしょうか?

 本当なら書籍のあとがきにでも書けばいいようなことですが、あまりに冗長な上に個人的な思い入れの話ばかりなので、あえて書籍に入れずブログに書いてみました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

「あまちゃんファンブック」検定問題ボツねた集


あまちゃんファンブック2 おら、やっぱり「あまちゃん」が大好きだ!

 11月28日発売の「あまちゃんファンブック2」で一部のページの原稿を書かせていただきました。朝ドラ「あまちゃん」への愛あふれる一冊です。「あま絵」執筆陣もとても豪華!ドラマのファンだった方はぜひお手にとっていただければと思います。 

 さて私が担当したページ「勝手にあまちゃん検定」ですが、スペースの都合でいくつか掲載されなかったボツねたがあります。供養のためにここで公開してしまおうと思います。書籍上では「初級」「中級」「上級」と分かれていて各12問ずつ(合計36問)あります。上級問題は正直ちょっとむずかしすぎるんじゃないかというものもありますが、NHKスタジオパークあまちゃん展での「ヒビキからの挑戦状」の最終問題(注・PDFファイル)に比べたらまだまだあまちゃんじゃないかと思います。

 基本的にはレベル分けは下記のような基準で作成しました。

  • 初級……ドラマ中複数回登場したもの、一度きりの登場でもインパクトが強くて覚えやすいもの、字幕と台詞の両方で登場したもの。
  • 中級……一度しか登場しなかったが、セリフに出てきたもの。
  • 上級……画面上に文字列としてしか登場しなかったもの(=セリフにでてこない)、一度見た(聞いた)だけでは覚えづらい情報 

 編集さんの判断でレベルを入れ替えた物も多少ありますが、一応こんな基準で作っています。初級はドラマを一度しっかり見た人なら解けそうなもの、中級はドラマを繰り返し見た方が解けそうなもの、上級はドラマを複数回見て画面の隅々までチェックした人なら解けそうなもの、という感じです。

 さてボツねたは全部で16問。中級上級あたりのボツネタが多いです。回答は問題の下にありますので挑戦してみてください。(個人的には第10問が一番むずかしいかなーと思いますがどうでしょう?)

 


 【問題】

  1. 春子が灯台の下に書いた落書き、「マイケル・ジャクソン」は漢字でどう書く?
  2. ユイがアキとのユニット名を考えている時、ABBAをもじって付けたユニット名の案は?
  3. GMT『地元に帰ろう』の歌詞では、第三京浜に乗ってどこ方面へ向かっている?
  4. 「まだまだあまちゃんですが…」のコーナーの背景イラスト、ウニは何個描かれてる?
  5. アキが「東京に行く奴はバカだ、○○○の鳩に襲われて死ねばいい」といったのは、どこの鳩?
  6. 若いころ正宗がつとめていたタクシー会社の名前は?
  7. 世田谷のマンションで、鈴鹿がアキと映画『潮騒のメモリー〜母娘の島〜』を見ながら食べていたものは?
  8. アキとGMT5が共演して『地元に帰ろう』を歌った音楽番組のタイトルは?
  9. 鈴鹿が北三陸で『潮騒のメモリー』を歌う時、「三途の川のマーメイド」の代わりに水口が提案した歌詞は?
  10. 弥生さんのお父さんが死んだ場所の地名は?
  11. 夏が忠兵衛とデートで行った食堂の名前は?
  12. 忠兵衛がスーパーで働き始めた時の時給と残業手当はそれぞれ何円?
  13. 栗原が麻雀牌のネイルをして「次は○○作る」といったが、何を作ると言った?
  14. アメ女とGMTの国民投票、40位だったのは誰?
  15. 鈴鹿ひろ美の3枚目のシングルのB面のバラードは?
  16. 「北三陸を今度こそ何とかすっぺ」の黄色いポロシャツに書いてある英数字は全部で何文字?

 

 


 【回答】

  1. 舞蹴蛇苦尊 第23回。「愛羅武勇」=「アイ・ラブ・ユー」と一緒に灯台の下に書かれていた。
  2. AMMA 第40回。ABBAは1970年代に活躍したスウェーデンの男女4人グループ。「ダンシング・クイーン」などが有名。
  3. 川崎 第105回で歌詞が初登場。その後もたびたびGMTのメンバーによって歌われている。
  4. 3個 毎日見ていても、意外と思い出せないかも!?
  5. 浅草寺 第50回。水口に東京の話を振られて機嫌を悪くし、この暴言を吐いた
  6. 大江戸タクシー 第95回。春子に影武者の依頼をした太巻が、運転手の正宗に口止めして脅すときに社名を読み上げた。
  7. ぬれ煎餅 第135回。打ち切りになってしまった映画『潮騒のメモリー』のDVDをマンションの部屋で見ている場面。
  8. 私らの音楽 第135回。水口の持ち込み企画で、太巻がプロデューサーに話を通して実現した企画。
  9. 三枝の愛ラブ! クリニック 第153回。この時、安部は「三度の飯よりマーメイド」、美寿々は「三段腹のマーメイド」を提案した。
  10. 樺太(からふと) 第14回。スナック梨明日の店番の時、泣きながら「おらの父ちゃんよ……樺太で死んだんだ」と話している。
  11. 千春食堂 第32回。ブティック今野で服を買い、千春食堂で食事をするのが定番のデートコースである。
  12. 時給700円、残業手当1000円 第40回。スーパー「サンディマート」の鮮魚売り場で主任から時給の説明を受けている。
  13. ピンフ(平和) 第48回。ピンフは麻雀の役の一種。麻雀の配牌は13個(親は14個)なので、実際には10本指でピンフは作れない。
  14. 高幡アリサ 第88回の国民投票で発表。第73回でアキに「片思い星からの転校生」と自己紹介した13歳の高幡アリサが40位。
  15. 私を湖畔に連れてって 第96回。サードシングルは「DON感ガール」で、「私を湖畔に連れてって」は甲子園の入場行進曲になった。
  16. 18文字 第138回。前面と背面にそれぞれ「K3RKDNSP」と書いてあり、他に胸元に「K3」の表記がある

 


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あまちゃんデータブック unofficial - 北三陸編

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