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あまちゃんデータブック 第2版での追記箇所について(東京編・復興編)

あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」は2014年3月13日に下記の通り追加改訂した第2版を出版しました。2014年3月12日以前にご購入頂いた方で「全部読み返すのは追記した部分だけまとめて読みたい」という方はこちらの記事をご確認下さい。

なお、検索ページからいらした方へ。こちらはKindle電子書籍「あまちゃんデータブック-unofficial 北三陸編」の本文のごくごく一部になっております。詳しくは商品ページをご確認下さい。KindleのほかiPhoneiPad、各種Android端末でも読むことができます。またここで登場するドラマ内でのセリフは「書き起こし」や「まるごと引用」ではなく、内容がわかる範囲に要約したものを使っておりますので、正確な表記については映像やシナリオをご確認下さい。

 

小ネタ&用語解説

■第73回

幻のGMTメンバーの行方

真奈の「47人はちょっと無理ばいね」というセリフの後、シナリオでは「島根の子は学業に専念するって辞めてったし、富山の子はデキ婚でデビュー前に引退しちゃった」というしおりのセリフがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第76回

「テレビ欄とか携帯とかドライヤーとか、女子会! ふざけんなよ」

【既存項目に加筆】GMTのミーティングでしおりが怒りながら口にする言葉。シナリオ上にはこの台詞はなく、前後のシーンに関連する要素がないため、しおりのアドリブなのか演出的な指示で付けられたものなのか、詳細は不明。

 

■第78回

幻の小ネタ

無頼鮨で鮨を食べている場面で、シナリオにはあるがオンエアではカットされた小ネタがある。アキが「じぇじぇじぇ、じぇじぇ、じぇじぇえ!」と言うと、しおりが「何今の、火サス?」と言って、火サスのジングルのメロディで「♪じぇじぇじぇっ、じぇじぇっ、じぇーじぇ!」と言い、一同が爆笑するという内容である。「火サス」とは「火曜サスペンス劇場」のことで、日本テレビで1981〜2005年に放送されていた2時間ドラマの枠である。

 

■第81回

幻の小ネタ

喫茶リアスで人々が足立よしえのうわさ話をする場面で、弥生やかつ枝らがよしえをざっくり批判するコミカルなやりとりがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

その後、弥生が今野につかみかかる場面でかつ枝が「顔はやめれ、ボディさ狙え」というセリフもあるが、これはドラマ「3年B組金八先生」での「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディ」という三原じゅん子の有名なセリフから来ている。

 

ユイのヤンキー姿について

ヤンキー姿で登場するユイについて、シナリオのト書きには「脱色した金髪をゴムで留め、眉毛も脱色して金色、どぎつい色の口紅を塗り、禁煙パイポをくわえ、バイク雑誌を抱えている(可能な範囲で)」と書かれている。オンエアされたユイの姿よりどぎついものが指定されていたが、「可能な範囲」という但し書きがちょっとおかしい。ちなみに翌82回で吉田が泣き出す場面で、「まゆげ、無かった。山んば、すっぴんの山んば…」というセリフもシナリオにはあるが、これもオンエアではカットされている。

 

■第82回

たいらのきよつね【平清常】[あ]

【既存項目に追記】鈴鹿ひろ美の『静御前』で、静御前の子をとりあげて由比ヶ浜に捨てようとする男はオープニングタイトルで「平清常」とクレジットされているが、これは史実に基づくなら「安達(足立)清常」のことかと思われる。ドラマ本編中では「清常」とだけ呼ばれていて、2013年12月30日に放送された総集編『暦の上ではディセンバー・これで見おさめ!じぇじぇじぇ!“あまちゃん祭り”』では、単に「清常」とだけクレジットされているので、第82回オンエア時の「平清常」はクレジットの記載ミスだと思われる。

 

鈴鹿ひろ美についての設定

オンエアではカットされているが、シナリオ上では「鈴鹿ひろ美の五角形評価」があり、「性格」「知性」「母性」「酒癖」「演技」の5項目があり、「演技」だけが突出していて他は1点、という内容であった。また「鈴鹿は夜7時までしか働かない(きれいな状態を保つため)」といった内容の説明もあり、このためアキがGMTのレッスンと付き人を並行して活動できたことになっている。

 

■第84回

小野寺ちゃんの設定

GMTメンバーが地元の衣裳を来て奈落に並んでいる場面で、小野寺が「けん玉検定2級」であることをアピールするセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第85回

劇場裏の銭湯

東京EDOシアターの裏手のラーメン屋台でGMTメンバーがラーメンを食べようとするシーンで、画面奥に銭湯があるが、この銭湯は北三陸市にある天野家のセットの使い回しである。(2013年12月12日毎日新聞東京夕刊「NHK連続テレビ小説:「あまちゃん」制作者が公開セミナー 出演者の印象、セットの使い回しなど裏話語る」の記事より。リンク先閲覧には無料会員登録が必要)

 

■第86回

むつごろうのかばやき【ムツゴロウの蒲焼】[実]

【既存項目に追加】シナリオ上で、真奈はムツゴロウの蒲焼きを見て「なんですかこれ」と聞き、「食べたことなか(食べたことがない)」と言うセリフがあるが、オンエア上ではカットされている。

 

シナリオにないセリフ

出待ちの男たちにGMTが郷土料理をふるまう場面で、「油で揚げてないものないですか」「沖縄名物サーターアンダギーがあるよ」まではシナリオ上に書かれたセリフだが、その次の「(出待ち)油じゃん……」「(しおり)喜屋武ちゃん、しまって!」のふたつのセリフはシナリオにない。現場での演出指示かと思われる。

 

アキ推しの少年の名前

握手会で「アキちゃん推しで行くことにしました」と言った少年は、その後「たもつって言います、中2です」と自己紹介するセリフがシナリオ上にはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第87回

カットされた場面

アキが水口の前で「島田さん、先週引っ越しましたよ」を繰り返し練習するシーンの後に、シナリオ上ではもうひとつこんな場面がある。東京EDOシアターの廊下で、トイレから出たり入ったりしながら「島田さん、先週引っ越しましたよ」のセリフを繰り返していると、チーフマネージャーの河島から「…女子トイレでやってくんない?」と言われるエピソードだ(男子トイレで練習していたらしい)。ここはオンエアではカットされている。

 

■第89回

まめりんのGMT入り宣言

奈落に太巻がやってきてアキやGMTに厳しい言葉を言う場面で、シナリオ上では後から有馬めぐも登場している。太巻が河島に「(アユミがやめたので)有馬めぐは30位に繰り上げで」「年越しライブには出してやんないと」というと、有馬が登場して「同情しないで下さい」「奈落からやらせて下さい」「地元、滋賀なんで、琵琶湖押しで行きます」と、自らGMTに入る意思を見せている。このエピソードはオンエアではカットされている。

 

■第90回

カットされた小ネタ

アキが海女カフェを訪れると、海女たちが驚きながらも喜んで出迎えてくれる場面で、弥生が「とんだストライプだ」と言い、花巻に「サプライズでねえが?」と突っ込まれるセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

■第91回

「ダサいくらい何だよ、我慢しろよ」

このドラマ中屈指の名台詞「ダサいくらい何だよ、我慢しろよ」の後、シナリオには「昨日今日じゃねえべ、去年も一昨年もオラ達ぁダサかったべ!」というアキのセリフがある。書籍版のシナリオではチーフプロデューサーの訓覇圭が前書きでもこのセリフを引用しているが、オンエアではカットされている。この回ではアキとユイのやりとりの中で他にもいくつかカットされているセリフがあるので、ぜひシナリオ版でご確認いただきたい。

 

■第92回

カットされた場面

純喫茶アイドルで、太巻が春子に「もう聖子ちゃんもそんな髪型してないよ」と言う場面の数日後、髪を切った春子のプロフィール写真を太巻が撮影するエピソードがある。太巻が春子のデモテープを聞いて「すごく良かった」「自信持っていいよ」「僕にもうちょっと信用と実績があればレコード会社に売り込めるんだけど」と言いながらシャッターを切り、春子もそのセリフを聞いて喜ぶ場面があるが、ここはオンエアではカットされている。

 

■第93回

カットされた場面

「閉店後の海女カフェで、一日の売上がいつもより多いことに海女たちが驚いてアキのおかげだと喜ぶ場面」や、「奈落でレッスンに励むGMTメンバーの中、水口が席をはずした途端踊るのをやめてしまう有馬と、それに対して何も言えないしおりたち」などのエピソードがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第94回

カットされたセリフ

春子が水口にユイについて話している場面で「(春子)ピンと来てないでしょう」「(水口)時間がかかるんです! 帰りの新幹線で…郡山あたりでピンと来ると思います」というセリフがシナリオにあるが、オンエアではカットされている。書籍版のシナリオではチーフプロデューサーの訓覇圭が前書きでもこの水口のセリフを引用して、このセリフが大好きだったが尺の関係から断腸の思いでカットした、と書いている。

他にも、弥生がアキを見送る場面でとんでもなくダサい服を渡したり、勉さんが水口に渡せと言ってアキに琥珀の塊を渡したりするところがカットされている。過去の純喫茶アイドルの回想シーンでは、セイントフォーの「不思議Tokyoシンデレラ」をTVで見ながら甲斐と太巻が感想を言い、春子にメガネをかけさせてみるというエピソードもあるが、これもカットである。

 

■第95回

カットされたセリフ

無頼鮨でアキと鈴鹿が鮨を食べる場面で、「ウニとか中トロとか高いのばっかり食べるわね」「コストパフォーマンスの高い付き人だわ」と鈴鹿がボヤいたり、アキが「カッパなんか寿司じゃねえべ」と言って梅頭が「……」と沈黙したり、鈴鹿がアキに「付き人以外にも劇団に入ったりお笑いやったり思い切って脱いだり、他の選択肢もある」といった内容を話すなど、ここでもいくつかのセリフがカットされている。

 

■第96回

カットされたセリフ

春子のナレーション「後で分かったことですが、彼はその3年間、私のことを真剣に売り込んでくれていたようです」の後、シナリオには「でも、直接会うとバツが悪いのか、いい加減な業界人を装っていました」という春子のナレーションと、「バンドやってみる?」というセリフに続けて、太巻の「春ちゃんもナオンの野音出てみる?」「あるいは自伝? 貧乏話的な」などのセリフがある。

なお、「ナオンの野音」とは1987年から1991年にかけて日比谷野外音楽堂で開催されたロック・フェス。出演者のみならず制作スタッフまでが女性限定であった。寺田恵子率いるSHOW-YAが中心となり、プリンセス・プリンセスレベッカNOKKOBARBEE BOYSの杏子、FAIRCHILDのYOU、アンルイスなど、多数の女性ミュージシャンが出演した。1991年で一度は終了した企画だったが、その後2008年、2013年にも開催された。

 

■第97回

『転校生はつらいよ』さんのリクエスト

【既存項目に追加】なお、シナリオでは「…さんのリクエストで」としか書かれていない。この「転校生はつらいよ」は脚本にはなく、宮藤官九郎の書いたネタでは無さそうである。

 

「パパとママがくっつかねえと、おらこの世さ生まれてこねえべ」

【既存項目を修正】なお、オンエアではカットされているが、シナリオにはこの後に「大丈夫だ、くっつくから。バックトゥザフューチャーじゃないから、ただの思い出話だ」と続いている。

 

カットされたセリフ

正宗が春子に「ファン第一号なんです」「リクエスト葉書送りましたよ」とまくしたてる場面で、「公開収録にも行きましたよ。なんだっけ、あのねのねの番組。豊島公会堂」というセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。「あのねのね」は1970年〜80年代に活躍した、清水國明原田伸郎によるフォークデュオ。あのねのねが司会を務めた歌番組にはテレビ東京系列の「ヤンヤン歌うスタジオ」(番組は1977〜1987年、あのねのねが司会を務めたのは1986年10月まで)があるが、収録会場が豊島公会堂であったかどうかは不明。

 

■第98回

梅頭の過去(?)

無頼鮨で鈴鹿がアキと話をする場面で、梅頭のことを「痴漢で捕まったことがある」「元高校球児でホエールズのプロテストに受かった」「怪我に泣いてその後は転落人生」「怪しい水売ったりカラオケボックス始めたり」「テレクラで知り合った女に多額の保険金かけられて」などと話すものの、その話が聞き取れない梅頭は渋く笑って頷いている……というエピソードがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。ちなみに梅頭演じるピエール瀧は実際に元高校球児であった。

 

■第101回

カットされたセリフ

太巻が水口とアキに過去を打ち明ける場面で、ガラス越しに見守るGMTメンバーたちと河島の会話がいくつかカットされている。「(真奈)認知ばせんで養育費だけ払いよるとたい、そがん女が土地土地におるやろ」など。また太巻が絶対音感の水口を鈴鹿のテープで苦しめる場面では真奈が「エクソシストやなかと?」といい、喜屋武が「霊媒師よぶ? うちのおばあ、ユタさ!」というセリフがシナリオにはある。ちなみに「エクソシスト」はカトリック教会における悪魔祓いの祈祷師を指し、1973年のホラー映画「エクソシスト」で有名となった。また「ユタ」は沖縄や奄美諸島における霊媒師(シャーマン)で、亡くなった人などを憑依させその言葉を伝えるという、青森のイタコと似た存在である。

 

■第103回

【既存項目に追記】なおこの15分長回し撮影については、第72回でも触れたように2008年の朝ドラ「ちりとてちん」でも前例がある。

 

■第104回

1984年のヒット曲

杏里「悲しみが止まらない」のカラオケが出てくる場面で、「ちなみに84年はこんな曲が流行っていました」と、他に安田成美「風の谷のナウシカ」と吉幾三「俺ら東京さ行くだ」が紹介される場面がシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。第1回の放送では84年のヒット曲として松田聖子時間の国のアリス」、チェッカーズ涙のリクエスト」、吉幾三「俺ら東京さ行くだ」が紹介される場面があるため、重複を避けるためにカットしたのかもしれない。

 

■第106回

「間違っても土下座なんかしないでよ」

【既存項目に追加】シナリオ上では春子のセリフで「でたよ、同情買ってCD売るパターン」の後に、「アメ女がデビューする時もやった」「最後は新橋の駅前かなんかで土下座した子もいた」といった内容のセリフがあるが、オンエアではカットされている。

 

■第108回

水口の過去

水口が「退屈なヒストリー」を語っている場面で、「バンドは解散したが俺以外のメンバーですぐに再結成」「6年付き合った彼女にも振られて人間不信」といったセリフがシナリオにはあるが、オンエアではカットされている。

 

ブロマイド

映画スターやアイドルなどの肖像を印刷した写真のこと。今で言う「生写真」とほぼ同義。シナリオ上では正宗が「昔のアイドルはみんなブロマイドっていう写真を撮ってな、その売上を競い合っていたんだよ」と説明している。

 

■第109回

第109回のラストシーン

この回のシナリオは鈴鹿とアキが握手して、鈴鹿が立ち去るところで終わっている。その後、河島&小野寺と水口&アキが顔をあわせてしまい「あ……」と言う演技は、演出家の指示と思われる。

 

■第117回

安部ちゃんのまめぶカフェ構想

大吉と夏が北三陸に帰る日、大吉が安部に「一緒に帰るが」と誘うが、安部が「もうちょっと頑張る」と言ってそれを断るエピソードがシナリオにはある。「せめてアンベーズの一号店くらいは構えねえど」と、まめぶカフェの店名も決めていたようだが、この場面はオンエアではカットされている。

 

■第118回

カットされたセリフ

かつ枝が「メガネ会計ババァって呼んでみろ」と言い、弥生が「アンジェリーナ・ジョリーって呼んでみろ」という場面で、この後に今野が「オラのごどリリー・フランキーって呼んでみろ」というセリフがシナリオ上にあるが、オンエアではカットされている。

 

■第126回

カットされたセリフ

退院して天野家に戻ってきた夏が介護用ベッドを見つける場面で、弥生が「ば、ば、バーバレラ」と言い花巻に「バリアフリーだ」と突っ込まれるセリフがあるが、オンエアではカットされている。

なお「バーバレラ」は1962年にジャン=クロード・フォレが発表したフランスのSFコミックで、1968年にイタリア・フランスで映画化、2004年にウィーンでミュージカル化されている。

脚本の宮藤官九郎は1997年、渋谷ON AIR WESTにてグループ魂のライブを行う際に「グループ魂のバーバレラ」と題したショーを行っている。これはそれまでコントグループとして活動していたグループ魂が、初めてライブハウスでバンド形式の公演を行ったという、ある種ターニングポイント的な作品であった。

 

カットされたシーン

シナリオ上、無頼鮨で反省会をしている場面がほぼまるごとカットされている。鈴鹿がアキのセリフを録音したテープを方言指導の先生に聞かせたところ、東北弁がまるでデタラメだったと指摘する場面である。「(種市)今はもう慣れたけど最初は虫酸が走った」「(水口)違和感を感じていたのは自分だけじゃなかった」「(梅頭)最初は沖縄の方言かと思った」といった内容のセリフがあり、鈴鹿に直すように言われるエピソードだ。

 

■第127回

鈴鹿スペシャ

【既存項目に追記】本当はちょっと美味しくなるようにレシピがあったらしいが、鈴鹿役の薬師丸ひろ子がガンガン材料を追加するので結局まずくなった、とのこと。(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)

 

■第128回

ファーストキスの演出

アキのファーストキスはサラリと(演出)してますね、と問われた吉田ディレクターは「アッサリしてるとは自分でも思った」「生々しく見せるのはあんまり趣味じゃなかった」「もっと見たかったのだとしたら、すいません(笑)」などと回答している。(さらに詳細はNHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会参照)

なお、シナリオ上ではふたりのキスは「暖簾で隠れて顔は見えない」と書かれている。またふたりがキスするシーンの直前、無頼鮨店内にいる水口がアキの様子を気にして裏口に見に行こうとすると、梅頭が「だめだよ行っちゃ、座ってな」と制止してにぎり寿司を水口にサービスする場面があるが、オンエアではカットされている。

 

■第133回

震災を表現するジオラマの演出

この回のシナリオでは「制作中だったジオラマが破壊され、実際に受けた地震の被害を物語る」など、観光協会のジオラマが映る場面が指定されている。ニュース映像などで直接的に表現するのではなく、ジオラマを使って震災の被害を表現した演出はオンエア当時に「素晴らしい演出だ」と評判になった。NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会でこの演出について詳細が語られているが、ジオラマが観光協会にあるのは初期からの宮藤のアイデアであり、震災の演出のために用意したものではなかったとのこと。

 

■第135回

カットされたセリフ

無頼鮨の裏口ゴミ捨て場での水口と種市が会話するシーンでは、いくつかのセリフがカットされている。梅頭が騒ぎを聞きつけて顔を見せたり、水口が恋愛御法度解禁といって種市と握手をしたりといった様子がシナリオ上にはある。また中には「どうしたんだい、へいへい、ベイビー」などと水口が言うセリフもあるが、これは1980年に発売されたRCサクセション「雨上がりの夜空に」の歌詞である。

 

■第136回

「…私の心は揺れている」

鈴鹿が「静御前」の台本で震災を連想させるのではないかと気にする「…私の心は揺れている」という台詞だが、同じ歌詞が桜田淳子「ゆれてる私」(1975年11月25日発売)にもある。桜田淳子は1970年代に活躍したトップアイドルであり、80年代には女優として活躍したのち、1992年に統一教会合同結婚式に参加して話題となった。

 

カットされた水口の本音

アキが春子や正宗と純喫茶アイドルで話し合い、北三陸に帰ることを決める場面で、シナリオ上では水口が「俺は納得いかない!」「俺のGMTはこんなもんじゃないもん!」「GMTプロジェクトは俺ん中で中止じゃなくて延期だから」などと言うセリフがあるが、オンエアではカットされて「…おつかれ」の一言になっている。

 

カットされたセリフ

アキが太巻と河島に挨拶のところへ挨拶に来た場面では、アキがGMTのことをふたりに頼み、太巻がアキに「いじわるしちゃってごめんな、天野」と謝るセリフがあるが、オンエアではこれらのセリフはカットされ、アキと太巻の力強い握手に変わっている。

また無頼鮨でアキとGMT、アユミが話している場面もシナリオにあり、その中でアユミの息子の名前は「鳴門海峡の鳴るに人で、鳴人(なると)です」というセリフもあるのだが、オンエアではカットされている。

 

■第137回

ウニはどこから飛んできた?

【既存項目に追記】なお、制作スタッフにも寄せられた質問で一番多かったのがこの「ウニをぶつけたのは誰か」というものだったが、井上ディレクターは「助監督の村山君です(笑)」と回答している。(NHKブログ「あまちゃん」スタッフ座談会より)

 

■第140回

カットされたシーン、セリフ

第140回ではシナリオにある多くのセリフがカットされている。カットされた内容は次のようなものだ。

・海女カフェのかわりにプレハブが立てられたこと、そのプレハブ内での海女たちの会話。

・ミサンガを腕に巻かれて願い事を聞かれたヒロシが「好きな人と結ばれる…的な?」と答える場面。

・春子のナレーションの「腹黒い海女クラブのババア」というセリフに「誰がババァだ」と反応する弥生。

・種市とアキが電話で会話をしているがふたりとも自分から切ることができず「せーので切るべ」などと話していると夏が切ってしまう場面(この後の夏の「電話代もったいねえべ」のセリフだけがオンエアされている)。

・プレハブで磯野と長内夫妻がミサンガを編んでる場面で、かつ枝がミサンガを1メートル以上編んでしまい、花巻に「ガンダムの手首さ巻ぐのが?」と突っ込まれる場面。

 

■第145回

GHQが来てます!

【既存項目に追加】なおシナリオ上では吉田が「GHQ…なんがしっくり来ねえな、G、G、GNP?」とさらにボケるセリフがあるが、オンエアではカットされている。GNPは国民総生産(Gross National Product)の略で、国の経済規模を表す数値のひとつ。

 

■第146回

カットされたセリフ

GMTのメンバーが種市に「アキとどうなの」「ちゅーしたとやろ?」と冷やかす場面で、シナリオ上には「ああ、そっちは特に進んでねえ」と種市が答えるセリフがある。「(真奈)何しよっとね! もう、あんたくさ」「(しおり)恋愛御法度村の人間からすると、殺意すら覚えるわ」などのセリフもあるが、オンエアではカットされている。

 

■第150回

リアスに入ってくる男たちの会話

大吉「確信犯じゃねえか」

種市「口真っ黒になって」

菅原「自分で描いたのか?」

【既存項目に追記】この三人の会話はシナリオにはないため、現場でのアドリブかと思われる。何についての話なのか詳細は不明。

 

カットされたセリフ

シナリオ上では、正宗と春子の会話の中で、春子が鈴鹿の歌唱指導中に「音痴」と言えないためその代わりに「歌がぶさいく」「音程ブス」「耳殺し」などと言っていたことが明らかになっているが、オンエアではカットされている。

 

■第153回

三途の川のマーメイド」代案

オンエアでは安部の「三度の飯よりマーメイド」、美寿々の「三段腹のマーメイド」、水口の「三枝の愛羅武クリニック」が歌詞の代案として挙がっているが、シナリオ上ではこの他にアキの「逆三角形のマーメイド」、安部の「マーメイドの作ったまーめーぶ」の案もある。

 

■第155回

カットされたエピソード

海開きの前夜、天野家にかつ枝、弥生、長内、足立功がやってきて、アキに海女クラブの二代目会長になってくれと頼み、アキもやりたいといって引き受けるシーンがシナリオにはある(ちょうど1984年の海開き前夜、市長たちが春子に海女になるよう頼みに来たシーンを繰り返すような状況である)。この場面はオンエアではカットされていて、海女クラブの会長を誰が引き継ぐのかについてはドラマ内では触れられていない。

 

■ドラマ外での派生用語

あま絵

あまちゃん」の登場人物を描いたイラストのこと。Twitter上で「# あま絵」のハッシュタグとともにドラマ関連のイラストを投稿する人が多く、一般人のみならずプロの漫画家やイラストレーターも参加して盛り上がっていた。これらのイラストは画像検索でも見つけることができるが、扶桑社より発売されている「あまちゃんファンブック おら『あまちゃん』が大好きだ!」文藝春秋社の「あまちゃんメモリーズ」にも多数収録されている。特に「あまちゃんファンブック2 おら、やっぱり『あまちゃん』が大好きだ!」では、江口寿史寺田克也島本和彦ひうらさとるなどそうそうたる顔ぶれのプロが参加している。

 

あま受け

NHK総合で「あまちゃん」放送終了後の8:15より放送されている情報バラエティ番組「あさイチ」の番組冒頭で、司会者の有働由美子アナウンサーと井ノ原快彦がドラマの感想を語り合うのが、「あま受け」と呼ばれ視聴者にはお馴染みのコーナーとなった。これを見るために「あまちゃん」を1〜2分長めに録画していた、というファンも少なくなかったようだ。

あさイチ」の放送の無い土曜日も有働と井ノ原は「あまちゃん」をチェックし、メールで感想を語り合うなどしていたと番組中で明かしている。

井ノ原はこの「あま受け」において、「オープニングテーマ内で鳥が二匹岩から飛び立つところがあるが、あれは最初に東京に行ったアキと、それを追いかけるユイを表現しているのではないか」「(若い頃の鈴鹿が歌った)『潮騒のメモリー』の音痴なメロディラインは、本来のメロディと重ねると実はハモっている。自分で歌声を録音して重ねて確認してみた」などといった内容を熱く語り、独自の鋭い考察と「あまちゃん」への深い(深すぎる?)愛情を見せていた。

 

あまロス

あまちゃんロス症候群」の略。ペットを失った時のショックを表現する「ペットロス症候群」の症状のように、「あまちゃん」放送終了後に訪れる虚脱感、朝の楽しみが無くなってしまったさみしさを表す。

 

■年表

「1975年 夏、海女クラブを結成。(第2回)」を追記

 

■レポート

・年末総集編「暦の上ではディセンバー これで見おさめ! じぇじぇじぇ!“あまちゃん祭り”」レポート(2,749文字)

・2013年紅白歌合戦「幻の最終回・第157回」レポート(7,614文字)

 (この2本のレポートについては電子書籍上でご確認下さい)

 

じぇじぇじぇランキング

【既存項目に追加】※ちなみに、NHKスタジオパークで企画された「ヒビキからの挑戦状(PDFファイル)」というクイズの回答集によると、アキは全156話で858回「じぇ」と言ったそうである。